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いなばの 白うさぎの お話わにを だました うさぎと、オオクニヌシの やさしさ
古事記には、わにをだましてひどい目にあった白うさぎを、オオクニヌシが正しい手当てを教えて助けた、と書かれています(「因幡の白兎」とも書きます)。お話のすじを順に整理して、オオクニヌシがしたことを知ろう。
- 説明
- 1:36(8場面)
- 問題
- 3問
公開
やってみよう
自分で考えてから、答えをひらきましょう。
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1ひどい目に あった 白うさぎに、正しい 手当てを 教えて 助けたのは、「たくさんの 兄の 神さま」「海の わに」「オオクニヌシ」の だれですか。
ヒント
ふくろを せおって、いちばん 後ろから 来た 神さまです。
答え
「オオクニヌシ」です。このお話の 中では オオアナムヂと よばれて います。さいごに 来て、まず うさぎに わけを たずね、正しい 手当てを 教えました。「たくさんの 兄の 神さま」は、海の 水を あびて 風に 当たれと、体が もっと いたく なる 方法を 教えました。
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2うさぎが ひどい目に あった はじめの わけは、「わにを だまして 海を わたったから」「山で 道に まよったから」「雨に ぬれて かぜを ひいたから」の どれですか。
ヒント
うさぎは、島から どうやって 海を わたったかな。
答え
「わにを だまして 海を わたったから」です。うさぎは「どちらの 仲間が 多いか 数えよう」と 言って わにを 海に ならばせ、その 上を わたりました。でも、陸に おりる 前に「だまされたね」と 言って しまい、さいごの わにに つかまりました。
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3オオクニヌシが うさぎに 教えた 手当ては、「海の 水を あびて、風に 当たる」「川の 真水で あらい、がまの 花の 上に ころがる」「お酒を 飲んで、ねむる」の どれですか。
ヒント
兄の 神さまたちが 教えた 方法とは、反対の ことを 思い出そう。
答え
「川の 真水で あらい、がまの 花の 上に ころがる」です。そのとおりに すると、うさぎの 体は もとどおりに なりました。「海の 水を あびて、風に 当たる」は、兄の 神さまたちが 教えた 方法で、うさぎの 体は もっと いたく なりました。
この単元のことば
- 白うさぎ
- このお話の うさぎ。古事記では「稲羽の素菟」と 書かれ、ふつうは「因幡の白兎」とも 書く
- オオクニヌシ
- このお話で うさぎを 助けた 神。このお話の 中では オオアナムヂ(大穴牟遅神)と よばれて いる。古事記の 書き方では 大国主神
- 八十神
- オオクニヌシの 兄の、大ぜいの 神さまたち。「八十」は 数が 多い ことを 表すと 考えられて いる
- わに
- 古事記では「和迩」と 書かれた 海の 生き物。さめの なかまと する 説と、ワニと する 説が ある
- がまの 花
- 水べに 生える 草「がま」の 花。古事記では「蒲の黄」と 書かれ、ほの 上に つく 黄色い 粉(花ふん)の ことと 考えられて いる
おうちの方へ
- このシリーズは、国語(1・2年「昔話や神話・伝承などの読み聞かせ」)と社会(6年「神話・伝承を手掛かりに、国の形成に関する考え方などに関心をもつ」)の学習にそって、神話をお話として、また昔の人の考え方を知る手がかりとして紹介するものです。特定の信仰をすすめるものではなく、歴史の事実として言い切ってはいません。このお話は国語の教科書にものっていますが、この動画は教科書の文章を使わず、古事記の現代語訳をもとにすじを整理したものです。読み聞かせのあとに「だれが、何をしたか」を順にふりかえるのに使えます。
- お話のすじは、國學院大學の古事記ビューアー(真福寺本を底本とする校訂本文・訓読文・現代語訳)の「稲羽の素兎」で確かめました(2026年10月16日に確認)。古事記では、兄の八十神がうさぎにまちがった方法を教え、そのあとに来たオオアナムヂ(大穴牟遅神、のちの大国主神)がわけをたずねると、うさぎが自分のしたことを話す、という順に書かれています。この動画では、できごとの起きた順にならべかえました。ビューアーの注釈は、八十神がわけを聞かずにいきなり方法を伝えたのに対し、オオアナムヂはまずうさぎに問いかけている、というちがいにふれています。また、このお話は、オオアナムヂが大国主神となって国作りをするお話のはじまりに置かれている、とも説明しています。
- お話はやさしく言いかえたもので、細かいところは本によってちがいます。古事記では、わに(和迩)がうさぎの「着物」(毛)をすっかりはいでしまい、八十神の教えのとおりにした体は風で皮がさけた、と書かれていますが、小さなお子さんも見ることを考えて「ひどい目にあった」「もっといたくなった」と言いかえ、絵にはかいていません。「わに」はさめのなかまとする説とワニとする説があり、「おきの島」は隠岐の島とする説が有力ですが、どちらも言い切っていません。「がまの花」は、古事記では「蒲の黄」と書かれ、ビューアーの現代語訳では「蒲の花」としていますが、注釈に引かれた古い辞書の説明から、がまの穂の上につく黄色い花粉のことと考えられています。