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昔の 中国の 知恵孫子の 兵法

「戦わずして 勝つ」って どういう 意味?争わずに 目的を かなえる 知恵

「戦わずして勝つ」は、『孫子』の謀攻篇のことばから来た言い方です。何度も争って勝つより、争わない方がよい、という考えです。ことばを声に出して読み、学校の生活で、争わずに目的をかなえる知恵として考えよう。

説明
1:37(7場面)
問題
3問

公開

やってみよう

自分で考えてから、答えをひらきましょう。

  1. 1ボールの 順番で もめた とき、「戦わずして 勝つ」に 近いのは、「「先に 取った 人の もの」と 言いはる」「話し合って、順番の ルールを 決める」「何も 言わずに、遊ぶのを あきらめる」の どれですか。

    ヒント

    「勝つ」を「目的を かなえる」と 読みかえて みましょう。目的は、みんなが ボールで 遊べる ことです。

    答え

    「話し合って、順番の ルールを 決める」です。言いはって 相手を 負かすのでも、あきらめるのでもなく、争わずに、みんなが 遊べると いう 目的を かなえて います。

  2. 2「百戦百勝」の 意味は、「百人で 力を 合わせて 勝つ」「百回 にげて、負けない」「百回 戦って、百回とも 勝つ」の どれですか。

    ヒント

    「戦」は 戦う、「勝」は 勝つ。「百」が 二つ あります。

    答え

    「百回 戦って、百回とも 勝つ」です。『孫子』は、百戦百勝でも、一番 よい ことでは ない、と 言って います。

  3. 3友だちと 言い合いに なりそうな とき、「戦わずして 勝つ」に 近いのは、「一度 はなれて 落ちつき、あとで 話す」「相手が だまるまで 言い合う」「何も 言わずに、ずっと がまんする」の どれですか。

    ヒント

    一度 はなれるのは、あとで 落ちついて 話す ための 方法です。

    答え

    「一度 はなれて 落ちつき、あとで 話す」です。言い合いを 続けるのでも、がまんして あきらめるのでもなく、気持ちが しずまってから 話して、わけを 分かり合います。

この単元のことば

謀攻ぼうこう
『孫子』の 篇の 一つの 名前
百戦百勝ひゃくせんひゃくしょう
百回 戦って、百回とも 勝つ こと
善の善なる者ぜんのぜんなるもの
よい ものの 中でも、一番 よい もの
非ざるなりあらざるなり
〜では ない
兵を 屈するへいを くっする
相手の 兵(争いに 出る 人たち)を 従わせる こと
書き下し文かきくだしぶん
漢文を、日本語の 読み方の じゅんに 書きなおした 文

おうちの方へ

  • このシリーズは、国語の故事成語(3・4年)や漢文の音読(5・6年)の学習を広げる、教科書の単元そのものではない読みものです。もとの文は国どうしの争いについての文ですが、この教材では戦い方・武器・戦場はあつかわず、「勝つ」を「目的をかなえる」と読みかえて、話し合いや友だちとの関係の例で考えます。
  • 原文は『孫子』謀攻第三の「是故百戰百勝,非善之善者也;不戰而屈人之兵,善之善者也」で、書き下し文は「百戦百勝は、善の善なる者に非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」としました(2026年10月16日に原文と、書き下し文を引く記事で確認)。書き下し文や言葉の説明は、本によって少しずつちがいます。
  • 「戦わずして勝つ」は、相手を言い負かすことでも、がまんしてあきらめることでもありません。もめごとのときに、話し合う・一度はなれて落ちつく、といった方法で、みんなの目的がかなう形を、おうちでもいっしょに考えてみてください。こわいとき・あぶないときは、その場をはなれて大人に知らせることが一番大切です。