昔の 中国の 知恵孫子の 兵法
「彼を知り 己を知れば」って どういう 意味?テストや 試合の 前に、相手と 自分を 知る
「彼を知り己を知れば、百戦殆うからず」は、『孫子』の謀攻篇のことばです。相手と自分の両方をよく知れば、何度やってもあぶなくない、という考えです。ことばを声に出して読み、テストや試合の前の準備のしかたとして考えよう。
- 説明
- 2:13(8場面)
- 問題
- 3問
公開
やってみよう
自分で考えてから、答えをひらきましょう。
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1テストや 試合の 前、「己を 知る」に あたるのは、「友だちの 点数を 聞いて まわる」「自分の 苦手な ところを しらべて 書き出す」「何も しないで 当日を むかえる」の どれですか。
ヒント
「己」は、相手では なく、自分の ことです。
答え
「自分の 苦手な ところを しらべて 書き出す」です。「己」は 自分の こと。自分の 得意と 苦手を 知って おくと、何を 見直せば よいかが 分かり、準備に 生かせます。
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2「殆うからず」の 意味は、「かならず 勝てる」「戦っては いけない」「あぶなく ない」の どれですか。
ヒント
「殆」は、「あやうい」という 字です。
答え
「あぶなく ない」です。『孫子』は、「かならず 勝てる」とまでは 言って いません。相手と 自分の 両方を よく 知れば、あぶなく ない、と 言って います。
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3テストに 置きかえて 考えた とき、「彼を 知る」に あたるのは、「テストの はんいと 問題の 形を たしかめる」「自分の 苦手を ノートに 書き出す」「何も しらべずに 当日を むかえる」の どれですか。
ヒント
「彼」は 相手の こと。テストでは、出て くる 問題の ことです。
答え
「テストの はんいと 問題の 形を たしかめる」です。テストに 置きかえた ときの「彼」は、どんな 問題が 出るかと いう こと。「自分の 苦手を ノートに 書き出す」も 大切な 準備ですが、それは「己を 知る」に あたります。
この単元のことば
- 彼
- ここでは「相手」の こと。人の 名前では ない
- 己
- 自分の こと
- 殆うからず
- あぶなく ない、という こと
- 百戦
- 百回 戦う こと。「何度 やっても」の たとえ
- 一勝一負
- 勝ったり 負けたり する こと
- 書き下し文
- 漢文を、日本語の 読み方の じゅんに 書きなおした 文
おうちの方へ
- このシリーズは、国語の故事成語(3・4年)や漢文の音読(5・6年)の学習を広げる、教科書の単元そのものではない読みものです。もとの文は国どうしの争いについての文ですが、この教材では戦い方・武器・戦場はあつかわず、「彼(相手)」をテストの範囲や相手チーム、「己(自分)」を自分の得意・苦手と読みかえて、テストや試合の前の準備の例で考えます。
- 原文は『孫子』謀攻第三の「故曰:知彼知己,百戰不殆;不知彼而知己,一勝一負;不知彼不知己,每戰必殆」で、書き下し文は「彼を知り己を知れば、百戦殆うからず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す」としました(2026年10月18日に、原文は維基文庫の『孫子兵法』、ことばの意味はデジタル大辞泉で確認)。送りがなは、本によって「殆からず」とも「殆うからず」とも書かれ、書き下し文や言葉の説明は、本によって少しずつちがいます。
- 「相手を知る」は、相手の弱いところを探して攻めることではありません。テストの範囲を調べる、相手チームのよいところを知る、自分の苦手を書き出す、といった準備のしかたとして、テストや習いごとの試合の前に、おうちでもいっしょにやってみてください。