研究検証台帳
睡眠は子どもの記憶の定着を高める
Anna Ashworth、Catherine M. Hill、Annette Karmiloff-Smith、Dagmara Dimitriou(2014年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1111/jsr.12119
- 確認日
標本
6〜12歳の子ども33人(睡眠を腕の計測器で記録し、起きている時間と睡眠をはさむ時間をほぼ同じ長さにして比べた)
報告
新しく作った意味のない語を覚える課題と、規則を見つけて解くパズル(ハノイの塔)の課題で、睡眠をはさんだあとは成績がそれぞれ14%と25%有意に上がり、起きていたあとには有意な変化がなかったと報告している。睡眠の質や長さと課題の成績との関連は見られなかったとしている。
限界
- 一般化できない範囲
- 33人の実験で、課題は実験用のもの。学校の教科の学習や成績は抄録に報告がない。著者は、実験での学習の伸びが日々の生活に当てはまるかは、まだ条件つきだと述べている。
この研究を参照するページ
- 学んだあとに眠ると、同じ時間起きていた場合より、学んだことをよく覚えていたと報告されていますか?言葉などを覚える課題では、子どもの実験で報告があります。9〜12歳27人の実験では、覚えている量が増えたのは睡眠をはさんだあとだけで、10〜14歳40人の実験では、眠った側の正答数が20.6%多かったと報告されています。ただし、手の動きの技能の課題では、6〜8歳の子どもは眠った側の伸びが小さかったという報告もあります。これらの実験の多くは、眠る条件は夜に、起きている条件は朝に学ぶため、学ぶ時刻の違いも含まれます。同じ夜のうちで学ぶ時刻だけを変えた研究や、学校の成績を調べた研究は、この確認の範囲では見つかりませんでした。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル・ほめ方・睡眠思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイル、ほめ方、学んだあとの睡眠の8つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。