研究検証台帳
1〜3歳の子どもへの親のほめ言葉が、5年後の子どもの意欲の持ち方を予測する
Elizabeth A. Gunderson、Sarah J. Gripshover、Carissa Romero、Carol S. Dweck、Susan Goldin-Meadow、Susan C. Levine(2013年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1111/cdev.12064
- 確認日
標本
親子53組(子どもが生後14〜38か月のときの家庭でのほめ言葉と、7〜8歳になったときの意欲の持ち方)
報告
親が家庭で自然に口にしたほめ言葉を調べ、子どもの努力をほめることが多かった親の子どもは、7〜8歳のときに、能力は伸びると考える意欲の持ち方をしやすかったと報告している。一方、子どもの生まれつきの性質をほめることは、のちの「能力は変わらない」という意欲の持ち方とは関連しなかった。
限界
- 一般化できない範囲
- 家庭の様子を追った観察研究で、ほめ方が原因かどうかは判断できない。人数は53組。見たのは意欲の持ち方で、学校の成績は抄録には書かれていない。対象の国は抄録に記載がない。
この研究を参照するページ
- 「頭がいいね」と能力をほめるのと、「がんばったね」と努力をほめるのとで、子どものその後の取り組み方や成績に差があったと報告されていますか?結果は分かれています。小学5年生を対象にした6つの研究では、知能をほめられた子どものほうが、努力をほめられた子どもより、失敗のあとの粘り強さや課題の成績が低かったと報告されています。一方、中国の9〜13歳の子どもを対象にした一連の研究のうち、もとの研究の手続きを再現した研究では、意欲などの8つの測り方のどれとも関連が見られませんでした。実験はどれもその場の課題でほめ方を変えたもので、日々のほめ方と学校の成績との関係は、確認した抄録には報告されていません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル・ほめ方・睡眠思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイル、ほめ方、学んだあとの睡眠の8つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。