研究検証台帳
知能をほめることは、子どもの意欲と成績を下げることがある
Claudia M. Mueller、Carol S. Dweck(1998年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1037/0022-3514.75.1.33
- 確認日
標本
小学5年生(6つの研究。人数は抄録に記載なし)
報告
知能(頭のよさ)をほめられた5年生は、努力をほめられた5年生より、学ぶことより出来ばえを示すことを目標に選びやすく、失敗のあとには課題を続ける粘り強さと楽しさが低く、失敗を能力の低さのせいにしやすく、課題の成績も低かったと報告している。知能をほめられた子どもは、知能を変わらないものと説明しやすかったとしている。
限界
- 一般化できない範囲
- 6つの研究の人数と国は抄録に記載がない。その場の課題でほめ方を変えた実験で、日々のほめ方の積み重ねや、学校の教科の成績への影響は抄録に報告がない。中国の9〜13歳の子どもで手続きを再現した研究では、意欲などの測り方で差が見られなかった。
この研究を参照するページ
- 「頭がいいね」と能力をほめるのと、「がんばったね」と努力をほめるのとで、子どものその後の取り組み方や成績に差があったと報告されていますか?結果は分かれています。小学5年生を対象にした6つの研究では、知能をほめられた子どものほうが、努力をほめられた子どもより、失敗のあとの粘り強さや課題の成績が低かったと報告されています。一方、中国の9〜13歳の子どもを対象にした一連の研究のうち、もとの研究の手続きを再現した研究では、意欲などの8つの測り方のどれとも関連が見られませんでした。実験はどれもその場の課題でほめ方を変えたもので、日々のほめ方と学校の成績との関係は、確認した抄録には報告されていません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル・ほめ方・睡眠思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイル、ほめ方、学んだあとの睡眠の8つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。