研究検証台帳
苦手な2・4年生が大人の前で声に出して読む練習をすると、流暢さと理解が対照群より伸びた
Rollanda E. O'Connor、Anne White、H. Lee Swanson(2007年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1177/001440290707400102
- 確認日
標本
読みが苦手な2年生と4年生。学習障害あり17人、なし20人。くり返し読む条件、続けて新しい文を読む条件、対照群のいずれかに無作為に分けた
報告
大人の聞き手の前で、15分のセッションを週3回・14週間、声に出して読む練習をした群は、対照群より読む流暢さと読解の伸びが有意に大きかったと報告している。くり返し読む条件と続けて読む条件のあいだには有意差がなかったとしている。
限界
- 一般化できない範囲
- 対象は読みが苦手な子どもで、人数は合わせて37人。練習は大人の聞き手がいる条件で、家庭で一人で音読した場合とは違う。日本の子どもを対象と明記した研究ではない。
この研究を参照するページ
- 子どもが声に出して読む練習を重ねると、読む速さや理解の成績が変わったと報告されていますか?読みが苦手な子どもを対象にした研究では、報告があります。読みが苦手な2・4年生が大人の前で声に出して読む練習を14週間した実験では、対照群より流暢さと読解の伸びが大きかったと報告されています。学習障害のある小学生への流暢さの介入をまとめた合成研究でも、くり返し読む練習などで流暢さと理解の伸びが報告されています。一方、同じ文をくり返すか続けて新しい文を読むかでは、有意な差は報告されませんでした。合成研究の多くは標本が小さく集団実験が少ないとされています。読みに困っていない子どもや、家庭で一人で音読した場合の結果は、この確認の範囲では分かりません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル・ほめ方・睡眠・音読思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイル、ほめ方、学んだあとの睡眠、子ども自身の音読の9つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。