研究検証台帳
子どもの睡眠は、言葉などを覚える課題の成績を高めるが、手の動きの技能の課題では高めない
Ines Wilhelm、Susanne Diekelmann、Jan Born(2008年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.1101/lm.803708
- 確認日
標本
6〜8歳の子ども15人と大人15人(夜の睡眠をはさむ条件と、昼間に起きている条件を比べた)
報告
言葉の組と、平面上の物の位置を覚える課題では、睡眠をはさむと覚えている量がよく保たれ、その効果は子どもと大人で同じくらいだったと報告している。一方、指で決まった順にキーを打つ技能の課題では、大人と逆に、子どもは起きていた場合より睡眠をはさんだ場合のほうが伸びが小さかったとしている。
限界
- 一般化できない範囲
- 子ども15人の実験で、課題は実験用のもの。学校の教科の学習や成績は抄録に報告がない。睡眠の効果は課題の種類で向きが分かれた。
この研究を参照するページ
- 学んだあとに眠ると、同じ時間起きていた場合より、学んだことをよく覚えていたと報告されていますか?言葉などを覚える課題では、子どもの実験で報告があります。9〜12歳27人の実験では、覚えている量が増えたのは睡眠をはさんだあとだけで、10〜14歳40人の実験では、眠った側の正答数が20.6%多かったと報告されています。ただし、手の動きの技能の課題では、6〜8歳の子どもは眠った側の伸びが小さかったという報告もあります。これらの実験の多くは、眠る条件は夜に、起きている条件は朝に学ぶため、学ぶ時刻の違いも含まれます。同じ夜のうちで学ぶ時刻だけを変えた研究や、学校の成績を調べた研究は、この確認の範囲では見つかりませんでした。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル・ほめ方・睡眠思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイル、ほめ方、学んだあとの睡眠の8つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。