研究検証台帳
能力ほめと努力ほめが、子どもの失敗の受けとめ方・自分を守る言い訳・成績に与える影響
Shufen Xing、Xin Gao、Ying Jiang、Marc Archer、Xia Liu(2018年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.3389/fpsyg.2018.01883
- 確認日
標本
小学5年生103人(平均11.2歳。能力をほめる・努力をほめる・ほめない、の3つの条件に無作為に割り当て)
報告
能力をほめられた子どもは、努力をほめられた子どもやほめられなかった子どもより、そのあとの失敗を能力以外のせいにしやすく、失敗に備えた言い訳を口にすることや、実際に取り組みを減らすことが多く、成績の伸びが有意に小さかったと報告している。努力をほめられた子どもも、ほめられなかった子どもと比べると、言い訳を口にすることや、自分を守る形で失敗を説明することが多かったとしている。
限界
- 一般化できない範囲
- 1つの実験で、人数は103人。その場の課題でほめ方を変えたもので、日々のほめ方の積み重ねや、学校の教科の成績への影響は抄録に報告がない。対象の地域は抄録に記載がない。
この研究を参照するページ
- 「頭がいいね」と能力をほめるのと、「がんばったね」と努力をほめるのとで、子どものその後の取り組み方や成績に差があったと報告されていますか?結果は分かれています。小学5年生を対象にした6つの研究では、知能をほめられた子どものほうが、努力をほめられた子どもより、失敗のあとの粘り強さや課題の成績が低かったと報告されています。一方、中国の9〜13歳の子どもを対象にした一連の研究のうち、もとの研究の手続きを再現した研究では、意欲などの8つの測り方のどれとも関連が見られませんでした。実験はどれもその場の課題でほめ方を変えたもので、日々のほめ方と学校の成績との関係は、確認した抄録には報告されていません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル・ほめ方・睡眠思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイル、ほめ方、学んだあとの睡眠の8つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。