子育て世帯の引っ越しガイド

子育て世帯の引っ越し、時期の決め方

引っ越しの時期は、子どもの予定だけでは決まりません。住まい探しに必要な時間と、引っ越したあとの手続きにも目を配りながら、何を先に確かめるかを整理します。

公開日:2026年8月6日

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引っ越しの時期は、3つの予定を重ねて決めます

引っ越しの日程には、子どもの進級・入園・入学、住まいを探してから住み始めるまでの工程、転入後に行う届出が関わります。どれか一つだけで日を決めると、別の予定の確認が後回しになりがちです。

  1. 子どもの予定:年度の区切りと、保育所などの利用申込
  2. 住まいの予定:探し方ごとに異なる、入居までの工程
  3. 手続きの予定:転入後に期限や受付期間がある届出

先に確かめるのは、動かしにくい子どもの予定と手続きです。その条件を置いたうえで住まいの工程を見積もり、最後に引っ越しの日程を当てはめると、確認する順番が整理できます。

子どもの予定から考える

制度も学校も、年度をひとつの区切りにしています

子ども医療費助成の対象年齢は、多くの市区町村で年度末を区切りにしています。高校卒業までを対象とする場合は、18歳になった後の最初の3月31日までが目安です。年度をまたぐ引っ越しでは、学年と助成の条件を同じ時期に確認します。

対象になるかどうかは、学校へ通っているかではなく年齢の条件で決まる制度が基本です。個別の条件は転入先の案内で確認してください。

子ども医療費助成は、転入先の市区町村の制度になります

子ども医療費助成は市区町村ごとの制度です。転入すると転入先の内容が適用され、転出元で受け取った医療証は使えなくなります。

候補地が決まったら、転入前に対象年齢、収入による条件、窓口での支払いの有無を確認しておくと、引っ越し後の見通しを立てやすくなります。通院と入院で条件が異なる市区町村もあるため、片方だけで判断しません。

子ども医療費助成の条件から引っ越し先をしぼりこむ

保育所の申込期間は、自治体ごとに異なります

保育所や認定こども園の利用申込は、市区町村ごとに受付期間が違います。4月からの利用を希望する場合、前の年度のうちに受付が終わることもあります。候補地が決まった時点で、募集要項の受付期間と申込方法を見ます。

年度の途中で転入する場合に、転入予定で申し込めるか、どの書類が必要かも自治体によって異なります。小中学校の転校は学期途中でもできますが、転校先の学校には早めに連絡して、教科書や進度の確認に時間を取ります。

住まいの探し方で、必要な時間が変わります

賃貸で探す場合

賃貸物件は入居できる日が近い募集から出ることが多く、住み始めたい時期が決まってから探し始める方法です。まず地域に住んでみたい場合や、転勤の可能性がある場合にも選べます。

  • 内見は、通園・通学で使う時間に合わせて回り、道の混み方を見ます。
  • 家賃のほかに、共益費、駐車場代、更新料を含めた月あたりの負担を比べます。

注文住宅を建てる・土地を探す場合

土地から探す場合は、土地の検討、間取りと資金計画の相談、契約、着工、引き渡しと工程が続きます。住み始めたい時期から逆算して、相談する段階で工期の見込みを確かめます。

  • 希望する入居時期を先に伝え、土地の契約から引き渡しまでの前提を書き出します。
  • 住宅ローンの返済と、子どもの進学で支出が増える年が重なるかを資金計画で見ます。
  • 間取りは同じ条件で複数の提案を受け、比較します。

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建売・中古を買う場合

建っている住まいを買う場合は、物件を決めてから住宅ローンの手続きと引き渡しの期間が必要です。引き渡しの時期は物件ごとに違うため、候補ごとに確認します。

どの方法でも、住まいを決める前に時間帯や曜日を変えて現地を歩き、通園・通学で使う道を実際にたどると、周辺の様子を確認できます。

引っ越しの日程を決める

住まいが決まったあとの工程です。引っ越しの料金は荷物量と日程が同じでも会社によって差が出るため、条件をそろえて比べます。

  • 荷物量と希望日をそろえ、複数社から見積もりを取ります。
  • 3月から4月は依頼が集中します。日程を動かせるなら、選べる条件が広がることがあります。
  • 曜日や時間帯でも条件が変わることがあるため、家族で許容できる日程の幅を決めておきます。

年度の区切りに合わせる場合は、依頼が集中する時期と重なります。子どもの予定を確認したうえで、見積もりを取るタイミングを決めます。

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引っ越したあとの手続きには期限があります

引っ越し後の手続きには、期限や受付期間があるものが含まれます。転入してから調べ始めないよう、必要な内容を先に確認しておきます。

手続きいつまでに内容
転入届引っ越し後14日以内新しい住所の市区町村役場へ提出します
児童手当転入後すみやかに転入先の市区町村で額認定請求の手続きをします。遅れると、受け取れる月が変わることがあります
子ども医療費助成転入後すみやかに転入先の窓口で医療証の交付を申請します
保育所・認定こども園市区町村の受付期間による転入先の市区町村に利用希望を申し込みます

児童手当と子ども医療費助成は、転入届と同じ日に窓口で手続きできる市区町村があります。必要書類は自治体ごとに違うため、役所へ行く前に転入先の案内で持ち物を確認します。

逆算の順序

住み始めたい時期を起点に、確認する順番を並べます。各工程にかかる期間は探し方や地域、住宅会社で変わるため、ここでは日数を決めつけず順序だけを示します。

順序決めること先に確認すること
1住み始めたい時期子どもの進級・入園・入学の区切り、保育所の受付期間
2引っ越し先の市区町村子ども医療費助成の対象年齢、収入による条件、窓口での支払い
3住まいの探し方探し方ごとに必要な期間の見込み
4物件・土地・住宅会社入居できる時期、引き渡しの時期
5引っ越しの日程日程に幅を持たせられるか
6引っ越し後の手続き転入先の窓口で要る書類

候補地が複数ある場合は、子ども医療費助成の条件から引っ越し先をしぼりこむページで比較できます。

基準日
2024年4月1日現在