子ども医療費助成の全国統計

こども家庭庁の調査をもとに、全国1,741市区町村の子ども医療費助成を集計しました。助成の対象年齢、所得制限、自己負担のそれぞれについて、全国でどう分かれているかと、都道府県ごとの内訳を示します。

市区町村ごとの内容は、各都道府県のページで確認できます。このページの割合は、ことわりのない限り全国1,741市区町村を分母としています。

基準日
2024年4月1日現在

全国の要点

通院

対象年齢が高校卒業まで、またはそれより長い

1,455市区町村

1,741市区町村のうち83.6%

入院

対象年齢が高校卒業まで、またはそれより長い

1,505市区町村

1,741市区町村のうち86.4%

通院

所得制限が「だれでも対象」

1,645市区町村

1,741市区町村のうち94.5%

通院

自己負担が「窓口の支払いなし」

1,266市区町村

1,741市区町村のうち72.7%

このページで使う言葉

助成の対象年齢
助成を受けられる上限です。学年で書いていますが、その学校に通っているかどうかは関係ありません。
所得制限
世帯の収入が多いと助成を受けられなくなる仕組みです。いくらから対象外になるかは市区町村ごとに違います。
自己負担
病院の窓口で自分で払うお金です。金額は市区町村ごとに違い、この調査には含まれていません。

「小学校卒業まで」「高校卒業まで」といった学年での言い方は、年齢の区切りを表しています。在学は条件ではないため、高校に進学しなかった場合も対象です。

助成の対象年齢の分布

通院・入院それぞれについて、助成の対象年齢がどの区分に何市区町村あるかです。

図1 助成の対象年齢別の市区町村数(全国1,741市区町村)
0 500 1,000 1,500 1,741 小学校に上がる前 通院 12 入院 1 小学校卒業まで 通院 11 入院 12 中学卒業まで 通院 263 入院 223 高校卒業まで 通院 1,448 入院 1,490 19歳になった後の3月末まで 通院 0 入院 1 20歳になった後の3月末まで 通院 4 入院 5 22歳になった後の3月末まで 通院 3 入院 3 24歳になった後の3月末まで 通院 0 入院 6

各区分の上が通院、下が入院です。棒の長さは市区町村数に比例し、目盛の右端が全国1,741市区町村です。

表1 助成の対象年齢別の市区町村数と割合(全国1,741市区町村)
助成の対象年齢 通院 入院
市区町村数 割合 市区町村数 割合
小学校に上がる前6歳になった後の最初の3月31日 12 0.7% 1 0.1%
小学校卒業まで12歳になった後の最初の3月31日 11 0.6% 12 0.7%
中学卒業まで15歳になった後の最初の3月31日 263 15.1% 223 12.8%
高校卒業まで18歳になった後の最初の3月31日 1,448 83.2% 1,490 85.6%
19歳になった後の3月末まで 0 0.0% 1 0.1%
20歳になった後の3月末まで 4 0.2% 5 0.3%
22歳になった後の3月末まで 3 0.2% 3 0.2%
24歳になった後の3月末まで 0 0.0% 6 0.3%
合計 1,741 100.0% 1,741 100.0%

対象年齢が高校卒業まで、またはそれより長い市区町村は、通院1,455(83.6%)、入院1,505(86.4%)です。割合は小数第1位で四捨五入しているため、合計が100.0%にならないことがあります。

出典: こども家庭庁「こどもに係る医療費の助成についての調査」令和6年度(2024年4月1日現在)

所得制限と自己負担の分かれ方

通院・入院それぞれについて、収入による制限がある市区町村と、病院の窓口での支払いがある市区町村の数です。

図2 所得制限・自己負担の割合(全国1,741市区町村)
所得制限 収入によっては対象外 だれでも対象 通院 96(5.5%) 1,645(94.5%) 入院 98(5.6%) 1,643(94.4%) 自己負担 窓口で支払いあり 窓口の支払いなし 通院 475(27.3%) 1,266(72.7%) 入院 383(22.0%) 1,358(78.0%)

濃い帯が「収入によっては対象外」「窓口で支払いあり」、淡い帯が「だれでも対象」「窓口の支払いなし」です。帯の全体が全国1,741市区町村です。

表2 所得制限・自己負担の市区町村数と割合(全国1,741市区町村)
区分 通院 入院
市区町村数 割合 市区町村数 割合
所得制限
収入によっては対象外 96 5.5% 98 5.6%
だれでも対象 1,645 94.5% 1,643 94.4%
自己負担
窓口で支払いあり 475 27.3% 383 22.0%
窓口の支払いなし 1,266 72.7% 1,358 78.0%

割合は小数第1位で四捨五入しています。

出典: こども家庭庁「こどもに係る医療費の助成についての調査」令和6年度(2024年4月1日現在)

都道府県別の集計

通院について、対象年齢が高校卒業まで、またはそれより長い市区町村が、各都道府県で何割かです。割合の分母は、その都道府県の市区町村数です。

図3 対象年齢が高校卒業まで、またはそれより長い市区町村の割合(通院・都道府県別。割合の高い順)
0% 0% 50% 50% 100% 100% 全国 83.6% 岩手県 100.0% 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 東京都 新潟県 山梨県 静岡県 滋賀県 奈良県 鳥取県 徳島県 香川県 愛媛県 長崎県 熊本県 長野県 大阪府 石川県 千葉県 大分県 宮城県 福井県 岡山県 富山県 和歌山県 青森県 高知県 埼玉県 神奈川県 鹿児島県 北海道 岐阜県 兵庫県 愛知県 佐賀県 広島県 京都府 島根県 沖縄県 山口県 三重県 福岡県 宮崎県 30.8%

割合の高い順に並べ、同じ割合はJISコード順としています。柿色の縦線は全国の割合(83.6%)です。都道府県名つきの全数値は、下の表3にあります。

表3 都道府県別の集計(通院・全47都道府県。JISコード順)
都道府県 市区町村数 高校卒業まで、またはそれより長い 所得制限 自己負担
市区町村数 割合
北海道 179 131 73.2% 39 42
青森県 40 34 85.0% 1 0
岩手県 33 33 100.0% 3 11
宮城県 35 33 94.3% 0 1
秋田県 25 25 100.0% 2 2
山形県 35 35 100.0% 0 0
福島県 59 59 100.0% 0 0
茨城県 44 44 100.0% 1 31
栃木県 25 25 100.0% 0 0
群馬県 35 35 100.0% 0 0
埼玉県 63 51 81.0% 0 0
千葉県 54 51 94.4% 0 37
東京都 62 62 100.0% 11 22
神奈川県 33 25 75.8% 1 2
新潟県 30 30 100.0% 0 21
富山県 15 13 86.7% 0 0
石川県 19 18 94.7% 0 1
福井県 17 16 94.1% 0 4
山梨県 27 27 100.0% 0 0
長野県 77 76 98.7% 0 54
岐阜県 42 30 71.4% 0 0
静岡県 35 35 100.0% 0 7
愛知県 54 38 70.4% 0 2
三重県 29 11 37.9% 14 0
滋賀県 19 19 100.0% 0 6
京都府 26 17 65.4% 1 18
大阪府 43 41 95.3% 0 43
兵庫県 41 29 70.7% 14 6
奈良県 39 39 100.0% 0 24
和歌山県 30 26 86.7% 1 1
鳥取県 19 19 100.0% 0 0
島根県 19 12 63.2% 0 4
岡山県 27 24 88.9% 0 2
広島県 23 16 69.6% 5 22
山口県 19 9 47.4% 1 1
徳島県 24 24 100.0% 0 8
香川県 17 17 100.0% 0 0
愛媛県 20 20 100.0% 0 0
高知県 34 28 82.4% 0 0
福岡県 60 21 35.0% 0 44
佐賀県 20 14 70.0% 0 17
長崎県 21 21 100.0% 0 21
熊本県 45 45 100.0% 0 2
大分県 18 17 94.4% 0 5
宮崎県 26 8 30.8% 0 10
鹿児島県 43 32 74.4% 2 4
沖縄県 41 20 48.8% 0 0
全国 1,741 1,455 83.6% 96 475

「高校卒業まで、またはそれより長い」の割合は、その都道府県の市区町村数を分母としています。「所得制限」「自己負担」の欄は、通院について、収入による制限がある市区町村の数と、病院の窓口での支払いがある市区町村の数です。都道府県名をえらぶと、その都道府県の市区町村一覧へ移動します。

19都道府県は、通院の対象年齢が高校卒業まで、またはそれより長い市区町村が、その都道府県のすべてを占めます。最も低いのは宮崎県の30.8%(26市区町村のうち8)です。

出典: こども家庭庁「こどもに係る医療費の助成についての調査」令和6年度(2024年4月1日現在)

読み方の注意

  1. 所得制限が「収入によっては対象外」の市区町村でも、すべての世帯が対象外になるわけではありません。いくらから対象外になるかは市区町村ごとに違い、世帯の人数や扶養している人数でも変わります。

  2. 自己負担が「窓口で支払いあり」でも、窓口で払う金額は市区町村ごとに違います。この調査には金額が含まれていないため、このページでは金額を扱っていません。

  3. この集計は2024年4月1日現在の調査にもとづきます。助成の内容は年度の途中でも変わることがあります。お住まいの、または引っ越し先の市区町村の内容は、各都道府県のページと市区町村の公式情報でご確認ください。