研究検証台帳
外来の自己負担の軽減が子どもの入院に与える影響
Hirotaka Kato、Rei Goto(2017年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.1186/s13561-017-0165-3
- 確認日
標本
診断群分類(DPC)データベースの2012・2013年度の子どもの入院患者366,566人を1,390市区町村ごとに集計したデータ
報告
通院の助成の拡大は、入院全体の件数に有意な影響を示さなかったと報告した。地域別では所得の低い地域で入院が減り、所得の高い地域で増え、所得の低い地域では救急入院と外来で管理できるとされる病気による入院が減ったと報告した。
限界
- 一般化できない範囲
- 市区町村単位の集計で、個々の子どもの受診や健康を追ったものではない。DPCに参加する病院の入院が対象で、2年間の結果である。
この研究を参照するページ
- 子ども医療費の助成が広がると、子どもの入院が減るなど、健康の改善が報告されていますか?確認した日本の研究では、入院全体の減少は確認されず、健康の改善は一部に限って報告されています。未就学児の主観的な健康との関連(学齢児では見られず)と、1990年代の都市部33市区町村の0〜6歳で保護者が答える症状の減少と1歳未満に限った転帰・死亡率の改善です。市区町村ごとに集計した入院件数の研究は、全体では有意な変化がなく、所得の低い地域で減り高い地域で増えたとしています。
- 子ども医療費助成で受診が増えることと、子どもが健康になることは別の問い子ども医療費の助成が広がったとき、受診、受診の中身、入院や健康、受診控え、親の負担について日本の研究が何を報告しているかを、研究ごとの対象と限界とあわせて整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。