研究検証台帳
給付型奨学金の提供が大学での学業継続と学位取得に与える影響:ウィスコンシン州の無作為化実験
Deven E. Carlson、Felix Elwert、Nicholas Hillman、Alex Schmidt、Barbara L. Wolfe(2019年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 著者版
- DOI
- 10.3386/w26419
- 確認日
標本
米国ウィスコンシン州の低所得の大学生48,804人を、給付の提供を受ける群と受けない群に無作為に分けた実験
報告
4年制大学の学生では2年間の在学継続が1.7ポイント増えたが、6年以内の学士号取得の1.5ポイントの差は統計的に有意ではなく、全体として学位取得への効果はごく小さいと報告した。
限界
- 一般化できない範囲
- 米国の1州の民間財団による給付の実験で、日本の制度や金額とは異なります。事前登録した分析ですが、2年制の学生の一部の結果は探索的な分析にとどまります。
この研究を参照するページ
- 奨学金を受けている大学生は、受けていない学生より中退しにくいと研究で報告されていますか?結果は研究によって割れています。日本では1973〜2005年入学の主に貸与型の時代の全国集計で、受給率の上昇が1〜2年遅れて大学中退率の低下と結び付いていたという関連の報告です。米国では、受給資格や給付額の境界付近の学生(フロリダ州、テキサス州の4年制大学の初年次の低所得層)でその後の学位取得の増加が報告される一方、ウィスコンシン州の実験では4年制大学の2年間の在学継続が1.7ポイント増えたものの、学位取得への効果はごく小さいという結果でした。
- 奨学金と進学・中退・卒業後の暮らしの関係は、どこまで調べられているか給付型と貸与型の奨学金について、進学、在学中の中退、卒業後の暮らしに分けて、研究と国の統計が報告している範囲を整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。