研究検証台帳
進学の先を見る:所得に応じた給付型奨学金が進学・在学継続・卒業に与える因果効果
Benjamin L. Castleman、Bridget Terry Long(2016年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 著者版
- DOI
- 10.1086/686643
- 確認日
標本
米国フロリダ州の所得に応じた給付型奨学金で、受給資格の基準のすぐ上と下にいた学生の比較
報告
受給資格は進学、とくに州立4年制大学への進学を増やし、単位の取得と6年以内の学士号取得も増やしたと報告した。基準付近の学生では学位取得が22%増えた。
限界
- 一般化できない範囲
- 米国の1州・1制度の受給資格の境界付近の結果で、日本の給付型奨学金や授業料減免の効果を示すものではありません。全米経済研究所の討議用論文の版で確認しました。
この研究を参照するページ
- 奨学金を受けている大学生は、受けていない学生より中退しにくいと研究で報告されていますか?結果は研究によって割れています。日本では1973〜2005年入学の主に貸与型の時代の全国集計で、受給率の上昇が1〜2年遅れて大学中退率の低下と結び付いていたという関連の報告です。米国では、受給資格や給付額の境界付近の学生(フロリダ州、テキサス州の4年制大学の初年次の低所得層)でその後の学位取得の増加が報告される一方、ウィスコンシン州の実験では4年制大学の2年間の在学継続が1.7ポイント増えたものの、学位取得への効果はごく小さいという結果でした。
- 奨学金と進学・中退・卒業後の暮らしの関係は、どこまで調べられているか給付型と貸与型の奨学金について、進学、在学中の中退、卒業後の暮らしに分けて、研究と国の統計が報告している範囲を整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。