研究検証台帳
打った講義ノートと手書きの講義ノートと大学生の成績:メタ分析
Abraham E. Flanigan、Jordan Wheeler、Tiphaine Colliot、Junrong Lu、Kenneth A. Kiewra(2024年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.1007/s10648-024-09914-w
- 確認日
標本
大学生を対象にした21論文・24の研究(実験と準実験)をまとめたメタ分析
報告
手書きでノートを取り、それを見直した側のほうが成績が高かった(Hedges の g = 0.248)一方、ノートの量は打った側が多かった(g = 0.919)と報告している。著者は、手書きのノートのほうが勉強と記憶に役立ち、成績を高めるとまとめている。
限界
- 一般化できない範囲
- 大学生の講義ノートの研究だけをまとめたもので、子どもには当てはめられない。効果量は小さめで、直後の小テストを見た別の追試では、手書きが情報の取り込みをよくして直後の学習を高めるという考えは支持されなかった。
この研究を参照するページ
- 手で書いて学ぶのと、キーボードで打って学ぶのとで、学んだことの身につき方に差があると報告されていますか?結果は分かれています。学生の3研究では、パソコンでノートを取った側が考え方を問う問題で低い成績でした。そのうち研究1の追試では、パソコンの側が上回ることはなかったものの、手書きが情報の取り込みをよくして直後の学習を高めるという考えは支持されませんでした。大学生の24研究のメタ分析は、手書きのノートを取って見直した側の成績が少し高かった(g = 0.248)としています。幼稚園の子どもの実験では、単語を書く課題で手書きの練習の側が上回りました。ここで紹介した研究に、小学生を対象と明記した比較はありません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。