研究検証台帳
手書きか、キーボードか:ペンとキーボードの書く練習が幼児の読み書きに与える影響
Markus Kiefer、Stefanie Schuler、Carmen Mayer、Natalie M. Trumpp、Katrin Hille、Steffi Sachse(2015年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.5709/acp-0178-7
- 確認日
標本
ドイツの幼稚園に通う子ども(人数は抄録に記載なし。16回の練習)
報告
ドイツ語の8つの文字を、紙にペンで書く練習か、コンピュータのキーボードで打つ練習で、内容をそろえた文字遊びとして学ばせた。文字を見分ける・名前を言う・書くなどのどの課題でも、打つ練習が上回ることはなく、単語を書く課題では手書きの練習が上回り、単語を読む課題でも手書きの側が上回る傾向だったと報告している。
限界
- 一般化できない範囲
- 小学校入学前の子どもが8つの文字を学んだ1つの研究で、人数は抄録に記載がない。文字を見分ける・名前を言う課題では、手書きの側が上回ったとは抄録に書かれていない。
この研究を参照するページ
- 手で書いて学ぶのと、キーボードで打って学ぶのとで、学んだことの身につき方に差があると報告されていますか?結果は分かれています。学生の3研究では、パソコンでノートを取った側が考え方を問う問題で低い成績でした。そのうち研究1の追試では、パソコンの側が上回ることはなかったものの、手書きが情報の取り込みをよくして直後の学習を高めるという考えは支持されませんでした。大学生の24研究のメタ分析は、手書きのノートを取って見直した側の成績が少し高かった(g = 0.248)としています。幼稚園の子どもの実験では、単語を書く課題で手書きの練習の側が上回りました。ここで紹介した研究に、小学生を対象と明記した比較はありません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。