研究検証台帳
転校児童の新しい学校への適応過程
小泉令三(1986年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.5926/jjep1953.34.4_289
- 確認日
標本
小学3〜6年生の転校児童40人、前年度の転校児童65人、もとから在籍する児童120人(転校後3か月間に4回の質問紙調査)
報告
転校児童は最初の2回の調査で、級友や教師との関わりの得点が他の2群より低く、最初の3回の調査で学校の施設・設備の認知の得点が低かったと報告した。学級に受け入れられているという感じ方や学習への興味では、3群に差はなかった。
限界
- 一般化できない範囲
- 1980年代の小学生40人の転校後3か月を追った小規模な調査で、学力や長期の心の健康は測っていない。転校しなかった場合との比較による因果効果ではない。
この研究を参照するページ
- 日本で、引っ越しや転校が子どもの学力や心の健康に長く影響するかは、研究で示されていますか?日本の子どもについては、今回確認した研究からは示されていません。日本で確認できたのは、1980年代に転校した小学生40人の転校後3か月を追った調査で、学力や長期の心の健康は測っていません。海外では、英国の1地域の出生集団で関連の多くが子どもどうしの違いで説明されつつ、転居の後に心の健康が悪くなる関連が一部残り、オーストラリアの出生集団では関連が全体に小さく、転居の程度や時期で向きが異なりました。
- 引っ越し・転校が子どもに与える影響は、研究でどこまで分かっているか転校と学力、引っ越しと心の健康、転校の時期、育つ地域と成人後の所得を、海外と日本の研究の標本と報告に分けて整理します。転入先で変わる子ども医療費助成の対象年齢も、行政統計で確かめます。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。