研究検証台帳
受け入れ学級のクラス替えが転校児童の交友関係に与える影響
小泉令三(1987年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.5926/jjep1953.35.3_197
- 確認日
標本
4月に転校した小学3〜6年生の転校児童40人と学級の児童(3か月間に4回の測定)
報告
クラス替えをしなかった5・6年生の学級では、4月の時点で転校児童の級友との心理的な距離の指標が、もとからの児童より低かった。クラス替えをした5・6年生の学級と、3・4年生の学級では、この差は見られなかったと報告した。
限界
- 一般化できない範囲
- 同じ著者による1980年代の転校児童40人の調査で、転校後3か月の交友関係を測ったもの。学力や長期の心の健康は測っておらず、別の標本による追試ではない。
この研究を参照するページ
- 日本で、引っ越しや転校が子どもの学力や心の健康に長く影響するかは、研究で示されていますか?日本の子どもについては、今回確認した研究からは示されていません。日本で確認できたのは、1980年代に転校した小学生40人の転校後3か月を追った調査で、学力や長期の心の健康は測っていません。海外では、英国の1地域の出生集団で関連の多くが子どもどうしの違いで説明されつつ、転居の後に心の健康が悪くなる関連が一部残り、オーストラリアの出生集団では関連が全体に小さく、転居の程度や時期で向きが異なりました。
- 引っ越し・転校が子どもに与える影響は、研究でどこまで分かっているか転校と学力、引っ越しと心の健康、転校の時期、育つ地域と成人後の所得を、海外と日本の研究の標本と報告に分けて整理します。転入先で変わる子ども医療費助成の対象年齢も、行政統計で確かめます。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。