研究検証台帳
小学生後半の電子メディア利用と学業成績(追跡研究)
Lisa K. Mundy、Louise D. Canterford、Monsurul Hoq、Tim Olds、Margarita Moreno-Betancur、Susan Margaret Sawyer、Silja K. Kosola、George C. Patton(2020年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1371/journal.pone.0237908
- 確認日
標本
オーストラリア・メルボルンの子ども1,239人(8〜9歳から10〜11歳まで追跡)
報告
全国学力テストの得点で、8〜9歳のときの成績をそろえたうえで、テレビを1日2時間超見ていた子は10〜11歳の読みの得点が12点低く(1年の学びの約3分の1にあたるとしている)、コンピュータを1日1時間超使っていた子は算数の得点が12点低かったと報告された。テレビゲームでは関連が見られなかった。
限界
- 一般化できない範囲
- 観察研究で、見ている内容(学習用か娯楽か)の区別は抄録に記載なく、関連であって原因は断定できない。
この研究を参照するページ
- 子どもが画面(テレビや動画、コンピュータ)を見る時間の長さと学力には、どんな関連が報告されていますか?今回確認した2本の研究では、長く見るほど成績が高いという結果は示されていません。4〜18歳の研究をまとめたメタ分析では、画面の利用時間全体と成績に関連は見られず、テレビの視聴とテレビゲームは成績の低さと関連していました。小学生を2年間追った研究では、テレビやコンピュータを長く使っていた子の、2年後の全国学力テストの読みや算数の得点が低かったと報告されています。どちらも関連の報告で、原因は分かりません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。