研究検証台帳
子どもを持つ余裕はあるか:借入と米国の若者
Michael Nau、Rachel E. Dwyer、Randy Hodson(2015年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 著者版
- DOI
- 10.1016/j.rssm.2015.05.003
- 確認日
標本
米国の1997年時点の若者を追う全国縦断調査(2000年代に成人期を迎えた世代)
報告
学生ローンは女性の第1子の出産を遅らせ、とくに借入額がかなり大きい場合に目立ったと報告した。住宅ローンやクレジットカードの借入は、逆に親になることに先立って現れていた。
限界
- 一般化できない範囲
- 米国の学生ローンの結果で、日本の貸与型奨学金の金利・返還制度とは異なります。借入の有無は無作為に決まっていないため、因果効果とは読めません。
この研究を参照するページ
- 貸与型奨学金や学生ローンを借りた人は、結婚や出産の時期、子どもの数、住宅の取得に違いがあると報告されていますか?日本で確認できた研究は1本で、とくに2年制の学校を卒業した女性で、貸与型奨学金を受けたグループは受けなかったグループより結婚の時期が遅く、子どもの数も少なかったと報告しています。米国では、女性の第1子の出産の遅れとの関連(借入額がかなり大きい場合に目立つ)と、学生ローンが10%増えると離学後5年間の住宅取得率が1〜2ポイント下がったという報告があります。
- 奨学金と進学・中退・卒業後の暮らしの関係は、どこまで調べられているか給付型と貸与型の奨学金について、進学、在学中の中退、卒業後の暮らしに分けて、研究と国の統計が報告している範囲を整理します。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。