研究検証台帳
学習スタイルの俗説を信じる人はどれだけいるか、それは問題か:実用的な系統的レビュー
Philip M. Newton、Atharva Salvi(2020年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.3389/feduc.2020.602451
- 確認日
標本
18か国の教育者計15,405人を扱った37研究(2009年から2020年初めまでの発表)
報告
学習スタイルに合わせた指導が有効だという自己申告の信念は、加重平均で89.1%(研究により58〜97.6%)と高く、近年減っている証拠はなかった。合わせた指導を使っている・使う予定という自己申告も同じように高かった。根拠がないことを説明する研修のあとでは、信じる回答が下がった(抄録の表現では平均37%の低下)。
限界
- 一般化できない範囲
- 含まれた研究の多くは便宜的な標本で小規模、質の指標も十分に報告されておらず、回答者が「合わせる指導」について尋ねられたと理解したかも不明で、指導での使用は自己申告で、授業を観察したものではない。
この研究を参照するページ
- 学び方の好みに合わせて教えるとよいという考えを、多くの先生が信じていると報告されていますか?報告されています。18か国の教育者15,405人を扱った37の研究をまとめた系統的レビューでは、合わせる指導が有効だと信じている人の割合は加重平均で89.1%で、近年減っている証拠はありませんでした。米国の調査でも、学習スタイルは教育者を含むどの集団でも最も多く信じられた脳の俗説の一つでした。日本の先生や保護者の調査は、この確認の範囲では見つかりませんでした。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。