研究検証台帳
小学1年生の母親の壁:日本における放課後保育の利用可能性と母親の就業継続
Reo Takaku(2017年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 出版社
- DOI
- 10.1007/s11150-017-9394-9
- 確認日
標本
「消費生活に関するパネル調査」のうち、第1子が未就学時に保育所を利用していた母親(核家族世帯と三世代同居世帯を比較)
報告
第1子の小学校入学の時点で、核家族世帯の母親は三世代同居世帯の母親に比べて就業率が10.9ポイント低下し、1日の有償労働が約30分減って家事・育児の時間が同じだけ増えたと報告した。
限界
- 一般化できない範囲
- 祖父母による保育の有無を比べた推定で、学童保育の定員や待機児童数を直接測った分析ではない。標本の調査期間は抄録に記載がなく、近年の学童保育の拡充後にも同じ大きさの変化があるかは示していない。
この研究を参照するページ
- 子どもの小学校入学の前後で、母親の就業が変わると報告されていますか?日本の研究2件(同じ著者)が、小学校入学時の母親の就業の低下を報告しています。1995〜2010年の全国調査では入学とともに母親の就労率がおおむね10%下がり、常勤雇用と短期間雇用で目立ち、自営業では観察されませんでした。もう1件は、第1子が未就学時に保育所を利用していた母親で、第1子の入学時に核家族の母親の就業率が三世代同居より10.9ポイント下がったと報告しています。どちらも近年の状況や、原因が学童保育の不足かどうかは示していません。
- 学童保育の待機児童・開所時間と「小1の壁」、研究で分かっている範囲学年別の待機児童と終了時刻は国の集計で読みます。小学校入学時の母親の就業、学童保育の利用しやすさと就業、子どもの発達は、それぞれ別の研究の範囲として分けて読みます。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。