研究検証台帳
言葉を思い出す課題における分散練習:レビューと定量的な統合
Nicholas J. Cepeda、Harold Pashler、Edward Vul、John T. Wixted、Doug Rohrer(2006年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1037/0033-2909.132.3.354
- 確認日
標本
184本の論文に含まれる317の実験(839件の評価)を統合したメタ分析。対象者の年齢などは抄録に記載なし
報告
言葉を思い出す課題での分散練習の研究を統合し、学習の間隔と、最後のテストまでの期間(保持期間)が合わさって成績に影響し、最も覚えていられる学習間隔は保持期間が長いほど長くなったと報告した。
限界
- 一般化できない範囲
- 言葉を思い出す課題の研究が中心で、抄録からは子どもや学校の学習に当てはまるかは分からない。
この研究を参照するページ
- まとめて続けて繰り返すより、間をあけて繰り返すほうが、長く覚えていると報告されていますか?報告されています。300を超える実験をまとめたメタ分析や、数百の研究をまとめた解説で、間をあけた学習のほうが長く覚えていたという報告がそろっています。小学5年生の英単語の教室での実験でも、1週間あけて学んだほうが5週間後の成績がよかったと報告されています。ただし、今回確認した小学生の研究はこの1本で、課題は単語や事実を覚えるものが中心です。
- 復習までの間隔は、どれくらい先まで覚えておきたいかによって、よい長さが変わると報告されていますか?変わると報告されています。最後のテストまでの期間が長いほど、いちばん成績がよかった復習までの間隔も長くなったという結果が、メタ分析と1,350人を超える人の実験の両方で報告されています。最初の学習から復習までの間隔を、復習から最後のテストまでの期間に対する割合で見ると、1週間後のテストで約20〜40%、1年後のテストで約5〜10%でした。どちらも対象者の年齢は抄録に書かれていません。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。