研究検証台帳
学習スタイルと指導方法を合わせる効果:理解度への影響
Beth A. Rogowsky、Barbara M. Calhoun、Paula Tallal(2015年)
書誌と確認の記録
- 資料の種別
- 論文データベース
- DOI
- 10.1037/a0037478
- 確認日
標本
大学教育を受けた成人(人数は抄録に記載なし)
報告
聴覚型・視覚型の好みを調べたうえで、同じ本を音声版か電子テキスト版のどちらかで無作為に学ばせ、直後と2週間後に理解度を測った。好みの型と、聞く・読む力や、指導法(音声か文字か)による学びとの間に有意な関係は見られず、「合わせると学べる」という仮説は統計的に支持されなかった。
限界
- 一般化できない範囲
- 対象は大学教育を受けた成人で、見たのは聴覚型と視覚型の二分と音声・文字の2形式に限られ、子どもにはそのまま当てはまらない。
この研究を参照するページ
- 「目で覚える子」「耳で覚える子」のように、子どもの好む学び方に合わせて教えると、成績が上がると示されていますか?今回確認した研究では、好みに教え方を合わせる利点は支持されていません。学び方の好みに合わせると学べるという考えを確かめるのに必要な形の実験はほとんどなく、あっても合わせる考えに反する結果があったとするレビューがあります。小学5年生でその形の実験を行った研究でも、聞く型・見る型の好みと理解度の間に意味のある関係は見つかりませんでした。ただし調べられたのは、主に「目」と「耳」の二分と、読む・聞く理解です。
- 学び方の研究ノート:思い出す・間をあける・まぜて解く・手で書く・動画・学習スタイル思い出す練習、間をあけた復習、種類をまぜた練習、手で書くか打つか、動画で学ぶこと、学習スタイルの6つについて、研究で確かめられていることと、まだ確かめられていないことを分けて読みます。関連するエレメンタリーの教材も紹介しますが、その効果をこれらの研究が確かめたものではありません。
- 研究検証台帳の一覧登録済みの研究を標本・報告・一次資料で並べています。