小学6年社会
紫式部と 清少納言の ちがいは?物語の 『源氏物語』と 随筆の 『枕草子』
紫式部は物語『源氏物語』を、清少納言は随筆『枕草子』を書きました。二人とも平安時代に、天皇のきさきに仕えた女性です。書いたものと、仕えた相手のちがいを、順に見ていこう。
- 説明
- 1:54(7場面)
- 問題
- 3問
公開
やってみよう
自分で考えてから、答えをひらきましょう。
-
1随筆 『枕草子』を 書いた 人は、「紫式部」「清少納言」「藤原道長」の だれですか。
ヒント
宮中で 見たことや 感じたことを、短い 文章で 書きとめた 人です。
答え
「清少納言」です。清少納言は、宮中で 見たことや 感じたことを 短い 文章で 書きとめました。紫式部が 書いたのは 物語 『源氏物語』、藤原道長は 貴族の 政治の 中心に いた 人です。
-
2『源氏物語』は どんな 作品ですか。「光源氏が 主人公の 長い 物語」「見たことを もとに 感じたことを 書いた 随筆」「国の 歴史を 記録した 本」から えらびましょう。
ヒント
『源氏物語』には、光源氏と いう 主人公が います。
答え
「光源氏が 主人公の 長い 物語」です。人物や できごとを 作って ひとつづきの 話に した、物語と いう 形の 文学です。見たことを もとに 感じたことを 書くのは 随筆で、『枕草子』が その 形です。
-
3紫式部と 清少納言の 二人に 共通する ことは、「同じ きさきに 仕えた」「かな文字を 使って 書いた」「漢字だけで 書いた」の どれですか。
ヒント
書いた 文字に 注目しましょう。
答え
「かな文字を 使って 書いた」です。二人とも、日本で 生まれた かな文字を 使って 作品を 書きました。仕えた 相手は、紫式部が 中宮 彰子、清少納言が 中宮 定子で、同じでは ありません。
この単元のことば
- 物語
- 人物や できごとを 作って、ひとつづきの 話に した 文章。『源氏物語』は 光源氏が 主人公
- 随筆
- 見たことや したことを もとに、感じたことや 考えたことを 自由に 書く 文章
- 宮中
- 天皇の すまいで ある 御所の 中。きさきに 仕える 女性たちも 働いて いた
- 中宮
- 天皇の きさきの 呼び名の 一つ
- かな文字
- 漢字から 日本で 生まれた 文字。ひらがなと カタカナが ある
おうちの方へ
- この単元は、学習指導要領が例示する42人の歴史人物のうち、紫式部と清少納言を「ちがいは?」の形で1本にまとめた人物単元です。二人が我が国独自のかな文字を使って優れた文学作品をつくり出したことは『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』で、紫式部が『源氏物語』の作者で一条天皇の中宮・彰子(藤原道長のむすめ)のもとへ出仕したことは福井県文化課の公式資料で、清少納言が一条天皇の中宮・定子に仕えて『枕草子』を著したことは嵯峨嵐山文華館(小倉百人一首文化財団)の歌人解説で、『枕草子』が随筆であることは岐阜県教育委員会の国語教材で、『源氏物語』が光源氏の物語であることは宇治市源氏物語ミュージアムの公式ページで、2026年10月19日に確かめました。
- 『源氏物語』のくわしい筋は、恋愛の話をふくむため、この教材では「光源氏が主人公の長い物語」という言い方にとどめています。また、二人の性格やなかのよしあし、二人が同じ時期に顔を合わせたかどうかは、確かな記録で確かめていないため、あつかっていません。生没年や出仕の年には諸説があるため、年号は出していません。
- 平安時代の貴族のくらしと日本風の文化の全体は「貴族の くらしと 日本風の 文化」の単元で、随筆の書き方は「随筆を書こう」の単元で、かな文字の成り立ちは「平仮名・片仮名の成り立ち」の単元であつかっています。お子さんと見るときは、「物語」と「随筆」という形のちがいが、今の本の種類(小説とエッセイ)にもつながっていることを、いっしょに話してみてください。