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小学6年社会

杉田玄白は 何を した 人?『解体新書』を 出した 蘭学の 医者

杉田玄白は、江戸時代に、前野良沢たちとオランダ語の医学書を日本語に訳して、『解体新書』を出した医者です。この翻訳のころから、蘭学という新しい学問が広まっていきました。何をした人か、順に見ていこう。

説明
1:51(7場面)
問題
3問

公開

やってみよう

自分で考えてから、答えをひらきましょう。

  1. 1杉田玄白と いっしょに 『解体新書』の 翻訳を した 人は、「近松門左衛門」「前野良沢」「本居宣長」の だれですか。

    ヒント

    人物の 例示の 一覧には 入って いない 人ですが、翻訳の 中心の 一人でした。

    答え

    「前野良沢」です。前野良沢・杉田玄白らが 翻訳しました。近松門左衛門は 歌舞伎などの 作品を 書いた 人、本居宣長は 国学を 発展させた 人です。

  2. 2蘭学とは、「オランダ語を 通して、西洋の 学問を 学ぶ 学問」「日本の 古典を 研究する 学問」「星を 見て うらなう 学問」の どれですか。

    ヒント

    「蘭」は、オランダを 表す 字です。

    答え

    「オランダ語を 通して、西洋の 学問を 学ぶ 学問」です。江戸時代、外国との 行き来が 限られる 中で、オランダ語の 本を 通して、西洋の 医学や 天文学などを 学ぶ 学問が おこりました。日本の 古典を 研究するのは 国学です。

  3. 3『解体新書』の 翻訳で 使われ、今も 使われて いる ことばは、「平和・自由・権利」「電気・磁石・電池」「神経・軟骨・動脈」の どれですか。

    ヒント

    体の しくみを 表す ことばです。

    答え

    「神経・軟骨・動脈」です。神経などの 新しい 訳語が 作られ、軟骨・動脈などの ことばも 訳語として 使われました。どれも 今も 使われて います。

この単元のことば

蘭学らんがく
オランダ語の 本を 通して、西洋の 学問を 学ぶ 学問
医学書いがくしょ
体の しくみや 病気の なおし方を 書いた 本
翻訳ほんやく
ある 言葉で 書かれた 文章を、べつの 言葉に うつす こと
図譜ずふ
図を 集めた 巻。『解体新書』には 図譜の 一巻が ある
訳語やくご
外国語の ことばを、べつの 言語で 表す ときに 使う ことば。新しく 作られる ことも ある

おうちの方へ

  • この単元は、学習指導要領が例示する42人の歴史人物のうち、杉田玄白を「何をした人?」の形で1本にまとめた人物単元です。杉田玄白らがオランダ語の医学書を翻訳して『解体新書』を著したことは『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編』で、刊行年(安永3年・1774年)、前野良沢・杉田玄白らが手がけたこと、原本がドイツ人クレムスの解剖学書のオランダ語訳『ターヘル・アナトミア』であること、本文四巻・図譜一巻の構成、図譜を備えた西洋医学翻訳書として本邦初であること、神経・軟骨・動脈などの訳語が使われ、新しい訳語が作り出されたことは、鳥取県立図書館と東京大学附属図書館の展示資料で、2026年10月18日に確かめました。
  • 『蘭学事始』に書かれた翻訳の苦労の逸話は、今回原文で確かめていないため、この教材ではあつかっていません。また、解剖のようすは、文字でも絵でもくわしくあつかわず、「体のしくみの本」という言い方にとどめています。
  • 江戸の文化と学問の全体の流れは「江戸の 文化と 新しい 学問」の単元で、幕府の対外政策は「江戸幕府と 大名」の単元であつかっています。お子さんと見るときは、「神経」のような新しい訳語が250年ほど前の翻訳で作られ、「軟骨」「動脈」などのことばも訳語として使われて、どれも今まで残っていることを、いっしょにおどろいてみてください。